私の太極拳人生 「あと10年若かったら、修先生に武術をゼロから習います」この言葉をよく耳にします。ほとんどの方は、人生の半分以上過ぎてから、太極拳を習い始めます。私もその中の一人です。日本の太極拳先生の見真似をして、太極拳を始めました。「套路」で始まって、熟練したら皆さんの前で披露、それが楽しみでした。
しかし、5年ぐらい前に、初めて修先生に出会って、自分の今まで習った事を疑い始めたのです。「武術は基本功が90%、残りは套路」それを修先生から聞いた時、自分はプロの武術家になる訳でもないし、大会で賞を取る事も考えた事ないのです。だから、太極拳は楽しめばいいと思っていました。
それから修先生のクラスで始まった基本功が「難度競技」のトレニングに見えて、苦痛の連続でした。1年経った頃、今まで、自分にはできないと思った技を何となくこなしました。(勿論修先生の審判の目線から見るとまたまたでしょうが)また、できないものも有りますが、習うたびに、新発見が有って、武術の素晴らしい所を堪能して、楽しさが倍増しました。
おかげさまで、大会も何回か参加させていただきました。太極拳は、自分の生活の一部分、いえ、全部と言っても過言ではないのです。太極拳以外も中国へ大秧歌の修行旅行に行かせていただきました。まだ披露する迄、時間かかりますが、それができる日を楽しみにしています。
周りの先輩から、太極拳を始めてから、腰痛が、治りました。体の使い方が上手になりました。「放鬆」した、太極拳は、表演、大会以外にも役に立つ運動だと言うことを理解しました。これから何年続けられるか分かりませんが、目指せ90才迄、(生きているかどうか分かりませんが)、先生の元で!
余談ですが、先生のクラスで、音楽を聞きながらの練習は私にとって、最高の「放鬆」です。先生ありがとうございます