私と太極拳との出会いは、たまたま目にした講習会へ参加したことでした。その時の講師が修先生で、その身のこなしと演技のすばらしかったこと。これが太極拳なのかと驚き、感動したことを今でも覚えています。
あれから４年。習い始めの頃は、ただただ楽しいだけでしたが、最近は、正しく身体を使うことの大切さと難しさを実感しています。先生はお手本を何度も見せてくださり、丁寧に説明してくださるのですが、なかなか思うように動くことができず、ため息で終わる日もあります。それでもまた頑張ろうと思えるのは、ひとえに先生の熱心な指導のおかげです。
そして、いつも感心するのは、どんな質問をしても、先生が嫌な顔をされたことがないことです。それどころか、質問によっては「いい質問ですね」なんて喜んで教えてくださるので、和やかな雰囲気の中で練習しています。
また、練習以外では、他の教室や中国海陽市との交流会などのイベントにも参加させていただき、いつの間にか太極拳
は私の生活から切り離せないものとなりました。
中国まで行かなくても、本物の太極拳を習うことができるのは本当に幸せなことです。この幸せをもっとたくさんの方々と分かち合いたいと願っています。